日課である筋トレをABAとアドラーで語る

みなさんごきげんよう(^-^)

最近の私の日課は、朝4~5時に起きてその2時間後に筋トレをすることです。昔からトレーニングはしていましたが、今は2日に1回の頻度で取り組んでいます。筋トレってキツいし3日も続かない…。どうしてそんなに続けられるの?そんな声がよくあります。

ということで、今日はなぜ行動が持続するのかをABAの視点から考えていきたいと思います。その後で、アドラー心理学を筋トレと交えて解説していきます。

さて、筋トレを持続させるコツはなんでしょうか。筋トレという行動が維持されるということは、何らかの強化子(きょうかし)があるはずです。強化子とは、行動を増やすもののことをいいます。

それではABAにおけるABC分析で筋トレという行動を捉えてみましょう。【ABC分析については問題行動を減らすためにの記事、行動の機能については行動の機能を見極めるの記事をCheck!】

  • A(先行条件):筋トレができる場所にいる、時間があるなど
  • B(行動):筋トレをする
  • C(結果):すっきり爽快、見た目の変化がある、他者の注目を得られるなど

筋トレにどのような機能があるかというと、その1つは自己刺激です。運動後の爽快感が得られたり、筋肉痛が心地よかったりと、それらが強化子になったりします。自己刺激は行動の直後に結果(強化子)を得られることが多いです。このように行動の直後に強化子が得られて、行動が強化されることを即時強化と呼びます。たとえば、良いことをして、後で褒められるより、その場ですぐに褒められた方が嬉しいですよね。それが即時強化であり、行動が増えるポイントの1つです。

そのほか考えられる筋トレの機能は、他者の注目をひく機能です。体型が変わることで他者に褒められたり、注目を集めたりすることで、筋トレという行動が強化される可能性があります。このように、筋トレにも複数の機能があることがわかります。私にとって筋トレは自己刺激の機能が大きいですが、自分にとって何が強化子になるかを知ることで、行動を持続させていくヒントが得られるかもしれません。もし、持続して取り組みたいことがあれば、機能分析と強化子探しをしてみると良いと思います。

さあ、ここまで筋トレの機能分析と行動の持続について紹介してきました。次はアドラー心理学の観点から、筋トレについて考えてみましょう。

筋トレで重要なことは、『以前の自分を上回るよう取り組む』ことです。例えば、前に100kgのベンチプレスが1回できたとしたら、次は2回を目指すとか、101kgに重量を上げて挑戦するなどです。このように取り組むことで、筋力・筋量を発達させていくことができます。

アドラー心理学の観点から考えたいのは、この『以前の自分との比較』です。人は優越性の追求という欲求を持っています。つまり、より良くありたいという欲求です。ここで重要なポイントは、より良くありたいという比較の対象が自分自身であることです。自分の理想像と比較して、現状に劣等感を感じ、理想に近づけるよう取り組むことは自然であり、良いことでしょう。

しかし、この比較の対象が他者になればどうでしょうか。Aさんより良くありたい、Bさんは自分より良くない、というように考えてしまうのではないでしょうか。比較する対象が自分ではなく、他者になったとき、目的は他者に勝利することにすり替わってしまうのです。

筋トレをして自分自身を更新していく楽しさが、いつしか他者に勝たねばならないという競争に置き換わると、本来の楽しさが失われてしまうわけです。今回は筋トレを題材に説明してきましたが、人生においてもまた同じです。アドラー心理学で目指すところは、他者との競争ではなく、他者との伴走なのです。

さいごになりますが、筋トレは自分自身と向き合う良い機会だと私は考えています。回数や重量といった数値で、明確に以前の自分自身と比較することができます。まずは筋トレを通じて、他者との競争の舞台から降り、自分自身を超えていくことを楽しんでみたらいかがでしょうか。

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