自分の価値を求めることをやめるべき理由

おはようございます。
ブログ再開から8日目になりました。
投稿記事を数えなおして、よく8つも書いたなぁとしみじみ思います。
ここで他の人のブログはどうかと比べることもできます。
比べ方によっては、自分の記事の質や量、サイトのデザイン性などさまざまな欠点がきっと見えてきます…。
さて、今日は自分の欠点にどう向き合うのか、自分の価値をどう見出すのかについてアドラー心理学を交えて書いていきたいと思います!

【あなたのエネルギーはなにに使われている?】
他の人と比べて、自分の欠点を知り、どうすればよいか考えるのも1つの手だと思います。
しかし、その欠点とはほかの人と比べて相対的に低いというものです。
私の中で相対的に低いのではなく、他者と比べて相対的に低い。
他者に劣る部分を引き上げるときの基準になるのは当然他者であり、これはつまり他者の価値観に合わせるということだと言えます。
そして上には上がいるので、常に自分の価値を上げるべくエネルギーを注力することになる。
自分の価値を証明するためにいつでも大量のエネルギーを放出するわけです。

やる気に燃える人のイラスト(男性)

【だれもが価値を証明し、居場所があることを感じたい】
自分には価値があると思いたいというのは誰しも抱く願望だと思います。
問題なのは、それが他者との比較にあることかもしれません。
他者と比較し、自分の価値を見出そうとする。
あるいは他者と競合し、自分の価値を見出そうとする
他者と競合すれば、他者を相対的に低い位置に見据えて、自分を高みに置こうとする心理が働きます。
アドラー心理学ではこのような姿勢を競合的な姿勢と呼んでいます。

部活へ遊びに行くような人にはなりたくない | 真剣バドミントン講座

【自己執着的な生き方も1つの生き方】
他者と競合して自分の価値を証明し続けようとすることを競合的な姿勢と呼びますが、これは自己執着とも言い換えることができます。
私だけの価値を証明できればいいという考えが自己執着的ということです。
1本の梯子を他者を蹴落としながら登っていく生き方です。
もちろんこうした考え方で生きることも1つの生き方だと思います。
他者と競合し、勝ち続けているならそれで幸せなのかもしれません。

いろいろな睨み合う人たちのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【いまあるがままを受け入れるべき理由】
競合できなくなったときどうなるでしょう。
例えば、老化。
歳を取って、若い頃のようなスキルや身体的な健康さがないとしたら。
他者と比較して、どうしても自分の価値が相対的に低いとしたら。
よくあるのは、昔の栄光に依存することかもしれません。
「オレは昔、これだけ稼いだ!」とか「ワタシはとっても美人だった」とか。
現状を直視しないわけです。
つまり、他者と比較して自分の価値を証明する競合の舞台に立ち続ければ、いつかは自分の価値を見失う
一方で、自分の価値を自分で決めれば、いつでも自分の価値を持てる。
論理的な結末だと思います。

マインドフルネス瞑想をやってみた感想

【やっぱり行動を変えるしかない】
自分の価値を自分で決める、自分で知るためのポイントについて考えてみました。
アドラー心理学では人は自分のライフスタイル(性格や認知のくせ)に合致した記憶を持ち出すと考えます。
自分の都合の良いように物事を解釈し、行動するということです。
そう考えると、自分の価値を証明するための行動あるいは他の人に認められる褒められるための行動をするということは、そうしないといけない理由を持ち出すということだと思います。
自分は自分の価値を証明する必要がある。
証明しないと価値をわかってもらえない。
そんなことを無意識にでも理由としてあげているからこそ、他者に承認されるための行動をとると考えられます。
したがって、シンプルにその行動をやめてみるのが第一優先
自分の価値を証明することの行動をやめれば、その行動を取らない理由が後付けされます。
つまり、自分には価値があるから、褒められる必要はないと考えるわけです。
人は、行動が変われば認知も変わり、認知が変われば行動も変わる生き物です。

【他者との競合から他者との協力へ】
私たちは自分の価値を求めるからこそ、価値が足りないと意味づけします。
だったら、価値を求めなければ、称賛や承認を求める具体的な行動をやめれば、自分の価値は充足するのかもしれません。
そして自分の価値にエネルギーを費やすのではなく、もっと別の、他の人のためにエネルギーを使ってみることが必要なのかもしれません。

友達を励ましているイラスト(女性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

ということで、今日は自分の価値をどのように見出すのかということをアドラー心理学的な観点から書いてみました。
ではまた明日!

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