子どもが大人の言うことを聞かない!そんなときにチェックすべき1つのこと

こんばんは!
今日でブログ再開から20日目を迎えました!
いつもは朝に書いているのですが今日はキャンプ帰りなので、帰宅して落ち着いた今書いております。
さて、今日は『子どもを感情的に叱る』をテーマに書いていきます。
ついつい子どものやることなすことにイラッとして、感情的に叱ってしまうことがありますよね…
ついさっき叱ったばかりなのに、子どもがまた同じことを繰り返して、さらに叱るなんてことはよくあること。
言うことをきちんとわかってくれないと、なかなか疲れるし溜め息もでるのではないでしょうか。
ひょっとすると、叱らずとも子どもが理解してくれて、大人のエネルギーも節約できるそんな方法があるのかもしれません。

【なんで大人は子どもを叱る?】
大人って子どもの何倍も経験をしてますよね。
だからこそ、成功する方法も失敗する方法もたくさん知っている。
人の役に立つことも迷惑になることも知っている。
なので、ある程度「こうすべきだ」「こうすべきでない」が確立しているわけです。
すると、子どもにもそれをきちんと学んでほしい。
で、1度で言うことをわかってくれないと、やむをえず大人は感情を使って子どもにわかってもらおうとします。
大きな声や強い口調で言ったり、こわい表情をしたりしますね。
でもそれって実は効果的じゃないかも。

ヒステリックに子供を叱るお母さんのイラスト(躾)

【効果的でないと言うと?】
1回叱っただけで、その後もバッチリ言うことを聞くってありますか?
「だからそれさっきも言ったでしょ!(怒)」なんて何万回言うことか。(笑)
たとえば、学校にも叱る先生っていますよね。
「スカートが短いぞ!(怒)」とか「なんだその髪の色は!(怒)」とか毎日怒ってる先生はどの学校にもいそうです。
そうやって怒ることが効果的ならなんで毎日怒ってるんでしょうね?
子どもの物分かりが悪いからでしょうか?
そんなわけないんです。
ただ怒ること叱ることに一時的な効果しかないからなんです。
ちなみに応用行動分析(ABA)では叱ることを正の弱化と呼んだりします。
詳しくは書きませんが、行動分析のなかでも叱ることは効果が低いと考えられています。

生徒を怒る先生のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【一時的な効果って?】
感情的にものを言う人を想像してみてください。
その人と対面したときどう思いますか?
きっとそこに信頼なんてなくて、あるのは恐怖です。
つまり、叱られることで何を学ぶかと言うと、『叱られるから叱られることをしない』ってことなんです。
たとえば、あの先生の前ではスカートを長くしておこうとかそういうことが起きるわけです。
大人が見ているときには悪さはしないけど、見てないときにするんです。
感情的に言うことで、大人の伝えたいことなんて実はちっとも伝わらない。
一時的でしかないんです。

影からのぞき見ている人のイラスト(女性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

【じゃあどう伝えたらいい?】
ただ感情を使わなきゃ良い!!

【いやいやそんなことは百も承知ですよと。】
子どものすることにイラっとすること自体はふつーなんです。
感情が沸き起こることを否定したり、止めようとしたりする必要はない。
ただそれに気づいて、感情にのせて言葉を発しないことが大事なこと。
もし、子どもと関わるなかで、イラっとしたことがあったらまずはそれに気づかなければいけない。
自分の感情に気づくことはファーストステップ。
その上でどうするか。
続いて、自分の身体の緊張に気づくこと。
イラっとしたときって身体のどこかがきっと緊張しています。
あとは呼吸も浅くなっているかも。
なので身体のこわばりをふわっと緩めて、大きく息を吸って長く吐いてみましょう。
これがセカンドステップ。
すると怒り80パーセントが50パーセントくらいに減るかもしれない。
身体の緊張と気持ちや感情は相互に影響しているんです。
それを繰り返してやっと落ち着いたところで、サードステップ。
ようやく言葉を使えます。
学んでほしいことをわかりやすく伝えればいいんです。

椅子に座った腹式呼吸のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

【そう簡単にいくかな?】
きっとそうはいかないでしょう。(笑)
なぜなら、大人は経験的に叱られる教育を受けてきてるから。
それが最善の策だと経験的に学んでる。
むしろその方法しか知らない。
大人の人格が悪いわけでなくて、知らないならしょうがないんです。
今までの『叱る怒る』という作戦をそう簡単には否定できないわけです。
いくらその作戦が効果的でないからといって、別の作戦をとるには一定の勇気がいる。
なんなら自分を変える勇気がいる

【感情を使わない勇気がいる?】
なんのためにその勇気を持つかと言えば、子どもに本当に学んでほしいことを学んでもらうためなんです。
子どもに学んでほしいことは、大人の権力に屈することではないはず。
社会で生きるためのノウハウを学んでほしい。
そして、感情的にならずに論理的であることを学んでほしい。
だとしたら、それを始めるのは子どもの傍にいる大人しかいないのではないでしょうか。

子どもへの大人の影響力は良い意味でも悪い意味でも大きいです。
だからこそ大人の責任は大きい。
感情の使い方を含めて、子どもに学んでほしいことを大人が手本として実践していく必要があるのだと私は思います。
怒って感情的な大人とわかりやすく論理的な大人のどちらを子どもは信頼するでしょう…??
感情の力ではなく論理の力で子育てすれば、感情的になってムダにエネルギーを消耗することはありません!
感情的になっていいことはあまりないんです…
ということで今日は感情的に叱るということをテーマに書いてみました!
ではまた明日!

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