成功するGIVERの条件とは?

おはようございます!
ブログ再開から37日目の朝です!
今日は以前読んだことのあるアダム・グラント著の『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』(三笠書房)についてアドラー心理学を交えて、考察していきたいと思います。
この本では、GIVER・TAKER・MATCHERという3種類に人の特性を分けて考えます。
そして、そのなかでGIVERと呼ばれる特性を持つ人たちが社会的成功を収めていることを多数のデータを用いて証明しているんです。
この本を読むと、自分もGIVERになりたい!今日からGIVERとして振る舞おう!なんて思えるので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。

【そもそもGIVERとは?TAKER・MATCHERとは?】
簡単に言うと、GIVERとは他の人の利益を優先して考える人。
TAKERとは自分の利益を優先して考える人。
そしてMATCHERとは自分と他の人の利益のバランスを考える人です。
アドラー心理学で捉えるとGIVERである人は、共同体感覚が育成された人かもしれません。(あくまで仮説)
共同体感覚というのは、「これはみんなにとってどういうことだろうか、みんなが幸せになるために自分は何ができるだろうかと考えて行動すること」(野田,2014)です。
つまり、他者の視点があるということです。
一方で、TAKERとは共同体感覚の反対の自己執着的な人と捉えることができます。
自己執着とは「これは自分にとってどういうことだろうか、自分が幸せになるために自分は何ができるだろうかと考えて行動する」ということです。
MATCHEはこの判断が難しいところです。
多くのMATCHERは自己執着的かもしれません。
与えられれば自分も与えるし、与えられなければ与えないというスタンスです。

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【なぜGIVERは成功する?】
GIVERは他の人のためにできることをします。
その見返りはあるかどうかに関わらず、他者に協力するわけです。
するとどうでしょう。
そういう人に対して抱く印象は『仲間』です。
一方でTAKERはいかに人を利用して自分の利益を得るかを考えます。
GIVERのように振る舞うTAKERもいるくらいです…
このように自分ばかりを考えている人に抱く印象は仲間ではなく『敵』ではないでしょうか。
したがって、GIVERは人に与えることでどんどん周囲に仲間が増えていき、その仲間から応援され逆に与えられることが多くなっていくのです。
GIVERの成功はその仲間たちみんなが喜ぶのだけど、TAKERの成功はさらなる敵を作るだけなんです。

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【人に与えることばかりだと自分が犠牲になるのでは?】
ここがGIVERであることの最大の注意点です。
ある会社の従業員の業績別にGIVER・TAKER・MACHERに分類した研究が本の中で紹介されていました。
そこで最も業績が悪かったのはGIVERだったんです。
そしてその上はMATCHER、さらに上はTAKERという構図でした。
実はそのさらに上があって、そこにいるのはまたGIVERです。
最も業績が悪いのも、最も業績が良いのもGIVERということです。
なぜこのように二分化されるのかというと、自己犠牲を伴っているかどうかです。
人のことを優先しすぎて自分のことを後回しにしすぎてしまうわけです。
なぜこのように自己犠牲をしてしまうのか。
それは本人に聞いてみるしかわからないので、ここからは推測の域ですが、アドラー心理学で捉えると自己受容の低さ、他者信頼の低さがあるかもしれません。
つまり、自分ができないことを受け入れられていなかったり、相手に合わせすぎて自分の主張ができていなかったりなど、そういう特性が当てはまるかもしれません。
こういった特性は人のためを思っているようで、実は自分が認められるためです。
肯定的な評価を強く求め、否定的な評価を強く避ける癖があるわけで、いつも自分の評価を気にする自己執着でしょう。
ということは、GIVERであるからと言って、共同体感覚が育成されているということではなく、自己執着的なGIVERもいるということになりますね。
こうして考えてみると、いかなる場合も自己執着はハッピーエンドにはなりませんね。
ハッピーエンドを迎えられるのは共同体感覚が育成されたGIVERの一択なのかもしれません。

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【これからどうすれば?】
GIVERになるというよりも、自らの共同体感覚を育成することが重要だと思います。
普段から他者の視点を持って、「これはみんなにとってどういうことだろうか、みんなが幸せになるために自分はどうしたらいいだろうか」と考えて行動する力を育てるということです。
きっとその結果としてGIVERというスタイルなんだと思います。
ということで今日はアダム・グラント著の『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』(三笠書房)をアドラー心理学で考察してみました!
ちなみにこんな考察をしなくとも、実に面白い本ですよ。
ではまた明日!

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