人に対するネガティブな感情はどうしたら?

おはようございます!
ブログ再開から32日目の朝です!
さて、今日はアドラー心理学における『課題の分離』について書きたいと思います。
課題の分離は対人関係の出発点です。
この考え方を採用することができれば、複雑に絡み合った対人関係をシンプルに紐解くことができます。
最後まで読んでいただけるとうれしいです。

👇いらすとや様のアドラーの似顔絵イラスト(笑)

アドラーの似顔絵イラスト

【あの人はいつも私をイライラさせる!】
人に対して無駄に怒ったり、マイナスな感情を抱いちゃいませんか?
そんなときに課題の分離が役立ちます。
課題の分離とは自分がすべきことと相手のすべきことを区別する考え方のスキルなんです。
これを使えば、「あ~自分が考えるべきことじゃないな、で、どうしようか」とモヤモヤから解き放たれるかもしれません。

いろいろな文字付きの表情のイラスト(女性) | かわいいフリー ...

【どんな場面で使える?】
よくあるのは子育て場面です。
親って子どものことが心配でしょうがないですよね。
だからこそいろいろ口出しちゃう。
たとえば「ゲームばっかりやってないでちゃんと勉強しなさいよ!」なんて日常茶飯事ですね。
しかし、親は子どもを叱咤激励するのが仕事!なんて思っていたら実はちょっとそれはちがうかもしれません。
そうではなく、子どもの課題には口をださずに、いつでも手伝えるよう準備しておくのがよりよい関係です。
仕事の関係でも同じで、心配がゆえに先輩が後輩に余計な口をだすわけです。
こうしたらいい、ああしたらいいと助言しがち。
それってほんとに後輩くんは求めてるんだろうか?
自分の心配な気持ちを消化したいだけでは?とチェックしてみると良いかもしれません。

上手な頼み方とは?|パスセンター上大岡プラザ

【で、どうやって課題を分離する?】
課題の分離とは、それは誰が取り組むべきなのかを知って、勝手に手出し口出ししないこと。
どうやって課題を見分けるかというと、その行動の最終的な責任を誰が引き受けるかを考えたらよいのです。
勉強しないで最終的な責任を引き受けるのは、誰でしょう?
親ではなく子ども自身ですよね。
だから勉強するのは子どもの課題。
同じように、ある仕事をどのようにこなすかは後輩の課題。
そうやって線引きすると整理できます。

重い責任に苦しむサラリーマンのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【課題を分離して放っておけばいい?】
勘違いしやすいのはここで考えるのをやめること。
「はい、これはあなたの課題です。私には関係ありません。」
ということではない。
「あなたの課題に対して、勝手に口出ししません。なにか手伝えることがあったら言ってください。いつでも手伝います。」
これが課題の分離の真骨頂です。
課題を分離して、協力的な関係を築くということです。

ビジネスのイラスト「握手・契約成立」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

【口出した方がいいときもあるよね?】
課題の分離といっても、どうしても口を出したくなるのが世の常、人の常。
そんなときには、「私の意見聞いてくれる?」「意見してもいい?」などと聞いてみるのはいかがでしょう。
あなたの課題に意見をする許可を得るということ。
許可があって、やっと意見を言えるんです。
そうでなければそれまで。
アドラーは人の課題に踏み込んではいけないし、自分の課題に踏み込ませてはいけないということを主張していました。
『それが「あなたの課題」ならば、たとえ親に反対されても従う必要はない。自分の課題に足を踏み込ませてはいけないのだ』

Approved」と「Rejected」の書類のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【ほかにどんな場面で課題の分離は使える?】
ほかによくある悩みは「あの人にどう思われるんだろう...」というもやもやですね。
人の評価を気にすること。
「あー言ったけどどう思うかな」「嫌われないかな」ととらわれてしまいがちであるならば、それは課題の分離ができていないということです。
それも課題の分離でだいたい解決します。
なぜなら、あの人がどう思うかなんて、あの人次第なんです。
自分がどんだけ努力しようと悪くとる人もいれば、ちょっとの努力で善くとる人もいる。
結局、どう思うか、どう評価するかは相手にしか決められないわけです。
だったら自分がすべきことは決まってくる。
その人がどう思うかわからないけど、自分の最善を尽くすこと。
アドラーも次のように言っています。
『ほかの人の自分に対する評価は、その人の個人的な意見であり、自分の評価そのものには、関係しない』と。

心配している人のイラスト(女性)

ということで、今日は課題の分離について書いてきました。
課題の分離をせず、人の課題に踏み込むことは、インターホンをならさず人の家に土足であがるのと一緒なわけです。
人の敷地を見極めて、入りたいならまずはインターホンを鳴らしてみましょう。
そこがよりよい対人関係を築く入り口になるのではないでしょうか。
ではまた明日!

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