どのように行動を学習するのか

みささんごきげんよう(^^♪

今日は行動が増える、または行動が維持されるということについてABAに基づいて考えていきたいと思います。ABA(応用行動分析)についての概略は、検索すればたくさん出てくるので、ここでは省略させていただきます。

ABAの基礎となる分析の手法、それはABC分析です。どのような枠組みか説明していきたいと思います。ABC分析では、(A)行動の前に何があったか、そして(B)どのような行動をして、(C)どのような結果があったかを考えます。例を挙げて当てはめてみましょう。

A:たかしくんはスーパーのお菓子売り場で欲しいものを見つけた。でも買ってもらえない。

B:たかしくんはその場で駄々をこねて、大声で泣いた。

C:お母さんはその場をおさめるために、渋々欲しいものを買ってあげた。

さて、このような場面は容易に想像できるのではないでしょうか。実際、私自身もこのような子ども時代をおくり、親を大変困らせました。ここで言えるのは、たかしくんの『駄々をこねて、大声で泣く』という行動が強化されたということです。強化とは、その行動の頻度が増えたり、維持されることを指します。

このたかしくんのその後を考えると、おそらく他の場面でも要求をかなえるために泣き叫ぶという手段を用いることでしょう。つまり、行動の結果として良いこと(欲しいものが手に入るなど)が起こると、その行動を1つの手段として学習するということです。身近なところでいけば、ペットのわんちゃんにお手を教えることも同様です。

A:おやつを持っている飼い主がいる。「お手!」と言って手を出している。

B:飼い主にわんちゃんが手を出す。

C:おやつがもらえる。

人を含む動物はこのようにして行動を学習していくことがわかります。アドラー心理学の立場から目的論という考え方がありますが、これはABAの考え方とも共通している部分かと思います。目的論は原因論からの脱却とも言うことができ、次のような違いがあります。

原因論:欲しいものがあったが買ってもらうことができず、その場で泣き叫んだ。

目的論:欲しいものを買ってもらうために、泣き叫ぶことを必要とした。

少しわかりにくいかもしれませんが、とにかく原因があって行動があるのではなく、目的が先にあって行動しているということが目的論の考え方になります。ここについては、また別の記事で考察できたらと思います。

ここまで行動が増える・維持されるということについて考えてきました。それでは、先の例に挙げたたかしくんの泣き叫ぶという行動はどのようにしたら、減っていくでしょうか。次回は行動を減らすことをテーマに説明していきたいと思います。

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行動モメンタムとプレマックの原理で行動を引き出す方法 | アドラーとABA

[…] ABAにおいて、行動モメンタムやプレマックの原理のような介入を先行介入と呼びます。ABC分析のAに当たる先行条件を調整することで、望ましい行動を増やしたり、引き出すことができます。そのどちらもお子さんとの関わりの中で、組み合わせて使えると思いますので、ぜひお試しいただけたらと思います。(ABC分析についてはこちらの記事で→どのように行動を学習するのか) […]

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