こんばんは!
ブログ再開から47日目の夜です!
最近は朝に書かない方がすらすら書ける気がしているので、夜に書いています。
さて、今日は日曜日ですが、休みってあっという間に終わってしまいますよね。
1日何してたんだろうって考えるとむなしくなる方もいらっしゃるかもしれません。
でも何かをしないと充実した感覚は得られないものでしょうか。
何もしなくても、ただベッドの上で過ごしただけの1日でも充実感を得たり、幸福であることはできないものでしょうか。
今日は1日の過ごし方と幸福について考えていきたいと思います。
【幸福とは?】
アドラー心理学では他者や社会のために自分が役に立っていると感じること、それによって社会に所属できていると感じることを人間の幸福と考えます。
なぜなら人間の究極的な目標は社会に所属することだからです。
人間の究極的な目標は生きることでは?と思われる方もいると思います。
私もそう思っていました。
しかし、生きることが究極的な目標であるならば自殺という選択はありえません。
どんなに辛く過酷な状況においてもその究極的な目標を貫くはずです。
なぜ人間が自ら死を選ぶのかというと、所属に失敗した感覚を持つからです。
自分など生きている価値はない、社会にとって必要はないと思うからです。
つまりは、生きることよりも所属していることが人間にとっては重要ということ。
だからこそ、人間の幸福とは自分には生きている価値があると思えることにあると考えられるわけです。
【どうしたら役に立てる?】
自分なんか何も役に立たない、長所も特技もない、人に迷惑をかけているだけだ、そんな風に思われている方にときどき出会います。
このように思うのは、人の役に立つということが行為のレベルでしか見れていないからだと思います。
自分には何ができるのかという行為のレベルでの視点です。
社会は生産性、効率性で人材の価値判断をしますが、その点だけで人間を評価するには危険です。
行為のレベルだけで自分を見るのではなく、存在のレベルで人間を捉える必要があります。
存在のレベルとは、ただ生きているだけで人の役に立っているという視点です。
私も自分の娘が産まれてから強く存在のレベルでのありがたさを感じました。
娘が産まれて間もないころはもちろん生産的な行為はできません。
それでもただ生きているだけで、私の支えであり、とても大事な存在に感じられました。
もうすぐ2歳になりますが、もちろん今もそう感じています。
何かができなくても、ただそこにいるだけでいいんです。
本来の人間の価値というのはここにある。
『嫌われる勇気』で有名な岸見一郎先生の著書に『叱らない子育て』がありますが、そのなかで生きていることをスタートとして後はすべて加点だという話が出てきます。
ただそこに存在しているだけでいい。
それ以外になにかできるならすべて加点なんです。
自分や他者に対してそう思えるととても幸福でいられますね。
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【生きていればなにもしなくていい?】
今のありのままの不完全な自分でも他者でも、存在しているだけで価値があるのは間違いない。
ただし、ありのままでいいということではない。
今のままでいいということではない。
もちろん生きてさえいれば犯罪行為や他者に実質的な迷惑をかける行為をしていいということではない。
存在しているだけで家族や友人、パートナーの心の支えになっているには違いありませんが、周囲の人々に支えられ養われ存在できていることも事実としてあるわけです。
だとしたら、そこに返さなければいけない。
今のありのままの私にできることで役に立てることをしていく。
そのできることに大小も優劣もないんです。
もしかすると、自分の生命を維持するのがやっとかもしれません。
自分のことをするので大変かもしれません。
今日を生きることで精いっぱいかもしれません。
それでも生きていることに価値がある。
そのあなたの1日が人の役に立っている。
そのあなたの1日が今まで出会った誰かの役にたっている。
そのあなたの1日がこれから出会う誰かの役に立つ。
「今日も生きてくれてありがとう」なんて誰も言ってくれなくても主観的にそう信じてみるわけです。
人は主観的な世界に生きる生き物です。
客観を知り得ることはない。
だったら勝手に主観的に自分が生きているだけで価値があると信じたほうが生きていく上で便利でしょう。
【今日のまとめ】
人は存在しているだけで誰かの役に立つことができます。
だから何もせずにむなしい日だったことなんてない。
今日を生きていることで他者に貢献しており、それを知っているかどうかが幸福であるかどうかの境目です。
つまり幸福とは頭で理解するものなわけです。
自分が人にどう役にたっているか、これからどう役にたてるのかそれを感じることができると、所属感も得られます。
こうして考えるとみんなが幸福になるために便利ですよね。
アドラー心理学はそういう心理学だと思います。
みんながしあわせであるために、便利な考えを採用しよう!ってことです。
ではまた明日!