世界の見方を変える『共感』のちから

おはようございます!
ブログ再開から41日目の朝です。
最近は4時のアラームで起きれずに二度寝してしまうことが増えてきました…
なんとか5時台には起きましたが…
そんなことはほっといて今日もブログを書いていきます!
さて、昨日と一昨日は子どもの怒りっぽさとその要因である大人と子どもの縦の関係について書きました。
また、子どもと縦の関係から横の関係を築く上で重要な、『尊敬』と『信頼』についてふれました。
アドラー心理学ではド正論を突きつけるわけですが、注意しなければいけないのはそれが絶対の真理とは考えないことです。
ほんとはド正論という言い方も誤りで、正しいとか悪いとかの判断はアドラー心理学ではしないんです。
あくまでも『尊敬』や『信頼』という考えをひとまず掲げておくと、問題の解決に便利だということなんです。
なにかを正しいと思い込むと、別のなにかは正しくはなくなりますね。
相手を裁くことになります。
つまり、アドラー心理学を盲信すること自体が縦の関係を生んでしまうのでそうなると本末転倒なわけです。
大事なことはみんながしあわせであるために便利かどうかという判断です。
正しいか悪いかではない。
それを踏まえて、今日は『共感』について書いていきたいと思います!
良い対人関係を築くため、子どもとの良い関係を築くための重要なポイントです。
子育て中の方だけでなく、対人関係を見直したい方まで広くお役に立てる記事になればと思います。

いろいろな話し合う人たちのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや
【共感とは?】
辞書的な意味を調べてみました。
共感とは『他人の考え、主張、感情を、自分もその通りだと感じること。 また、その気持。 同感。』とされています。
アメリカの心理学者で、カウンセリングで有名なカール・ロジャーズなんかも共感的理解という言葉を使って、カウンセリングの態度を説明していますね。
ロジャーズによる共感的理解とは、『相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。』とされています。
しかし、アドラー心理学ではこのような感情的な共感とはやや異なり、相手の生き方・考え方・関心事など相手そのものに共感するという意味で使います。
注目するのは相手の感情だけでなく、もっと大きな個人全体ということです。
アドラーは『他者の関心に関心をよせること』を共感と言いました。
また、共感を『相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じること』ということも言っています。

アドラーの似顔絵イラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【共感が実際にどう役立つ?】
私がはじめてこの『共感』を実践した頃のことを思い出しました。
以前、私は知的障がいや発達障がい、精神障がいのある大人の方の支援をしていました。
そこで出会った方々の何人かはよく子ども向けのテレビ番組を見られていました。
世間一般からすると、大人が見るようなものではないと思われる番組かもしれません。
それでも私はその人の関心に関心をよせる努力をしました。
というのも、一緒にそのテレビ番組を集中して見るという行動をしました。
そして、この人と同じ人生、同じ価値観、同じものの見方、同じ考え方があれば、私もきっとこのテレビ番組が好きで、楽しみにするだろうと考えたわけです。
このように共感することで、相手が良く思ったかどうかは正直わかりませんし、関係性が深まったと明確に言うことはできません。
しかし、逆の立場で考えてみるとどうでしょう。
自分の関心のあることに他者も関心を向けてくれているとしたら?
自分の関心に関心を向けてもらえるのはきっと嬉しいし、相手に対して仲間だと思えるのではないでしょうか。
そう信じたほうが相手との良好な関係には便利なわけです。

友達のイラスト「男・肩組み」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

【子どもとの関わりではどう役立つ?】
子育ての話と少しずれてしまいましたが、関わり方の原理は一緒です。
子どもの関心に関心をよせる。
子どもが遊んでいるときにはあれこれ口出さず子どものリードに従って遊ぶ。
子どもがYoutubeで動画を見ているときには、一緒に集中して見てみる。
子どもがあれしたい!これしたい!と駄々をこねたときには、自分もこの子と同じ目を持ち、耳を持ち、心を持っていたなら同じように主張するだろうと関心をよせてみる。
このように共感したところで相手が変わるかどうかはわかりません。
そんなことはどうでもいいんです。
重要なのは私の中の他者の見方、世界の見方が変わること。
相手が変わることを期待するのは縦の関係です。
対人関係のこじれはいつでもここから始まるといっても過言ではありません。
相手が変わるのではなく、自分が先に変わる。
そこから横の関係は広がっていくのだと思います。

世界中の人たちが仲良くしているイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【今日のまとめ】
子どもでも大人でもどのような相手でも『共感』はよい対人関係における重要な条件です。
共感とは『他者の関心に関心をよせること』『相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じること』とアドラーは言いました。
その態度をいかに具体的な行動に変換できるかが重要だと思います。
いま目の前にいる方にどんな共感を示せるでしょう?
今日これから出会う方にどんな共感を示せるでしょう?
最後にアドラーの言葉で締めくくりたいと思います。
『誰かが始めなくてはならない。見返りが一切なくても、誰も認めてくれなくても、あなたから始めるのだ』
ではまた明日!

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