抵抗のある方へ

最近、知人が「変わり映えのない日常になにか変化を起こしたい」と話していて、それでその知人は結局、路上でやっていたタロット占いを受けてみたそうです。
私はそれを聞いて、実にキテレツな選択だなぁと思いました。
〈変化を起こしたい〉からの〈タロット占い〉というチョイスはなかなかキテレツですな。
入ったことのない喫茶店に入ってみるとかそんな変化ではなく、タロット占いですから。
占いという存在が私からずいぶん遠いところにあるだけかもしれませんがね。

しかしながら、変わり映えのない日常になにか変化を起こすというのは私も影響を受けました。
例えば、普段は通らない道を通ってみるとか、はじめての店に入ってみるとか、粘土で作品を作ってみるとか、段ボールで子どもの家を作ってみるとかそんなことをしてみたわけです。
新しくやってみたことはとりあえずどれも楽しむことができ、またやりたいなぁと思えたりします。

やってみて自分にとって良い結果があればまたやってみよう！と思うし、良くない結果であればもうやらない！と思う。
これは人間も動物も同じくもっている行動の学習のしくみです。
何か抵抗のあるはじめてのことでもやってみて良い結果があれば、抵抗はなくなっていき、むしろその行動の頻度が増える可能性があると言えます。

抵抗のあることにとびこむのは勇気がいりますが、やってみると意外にも良い結果があることがあると思います。
おそるおそる食べてみたら意外とおいしいじゃん！みないなことですね。
変化を起こしたくば、抵抗のある方へ飛び込め。というわけです。

だとしても私はタロット占いには行きませんがね。