おはようございます!
ブログ再開から22日目の朝です!
いつもは4時に起きるのですが今日は3時半に目覚めました。
どんどん早くなっていきます。(笑)
さて、今日は『協力』をテーマに書いてみたいと思います。
協力と言うと、誰か他の人と協力するということが真っ先に頭に浮かぶかもしれませんが、実は自分自身のなかでも協力しているんです。
人は自分自身の中でも、他の誰かとも協力関係にある。
競い葛藤の関係にあるのではなくて、助け合い補い合う関係にあると捉えられるとちょっとストレスが減りませんか?
【自分の中での葛藤はない?】
たとえば、ダイエットしたいのに食べてしまう…こんなことってないでしょうか。
痩せたいという自分の気持ちとは裏腹についつい食べてしまうなんてことです。
自分の中で天使と悪魔が言い争っているイメージでしょうか。
天使は「いまダイエット中でしょ。身体のことを思って我慢しましょう。」とささやき、悪魔は「食べたいなら食べちゃえよ!1回くらい大丈夫さ!」とささやく。
ダイエットでなくても、よくこんな葛藤ってありますよね。
しかし、アドラー心理学ではこれを葛藤とは捉えません。
実は分業であり協力なんです。
【天使と悪魔が裏で手を組んでいる!?】
そうなんです(笑)
アドラー心理学では個人の中での葛藤を認めません。
天使も悪魔もそれぞれが協力して1つの動きを作り出していると考えます。
天使と悪魔というのはあくまで例えですが、人間を分解すると様々な要素があることがわかります。
意識や無意識、思考、感情、身体、内臓などなど…
人間はたくさんの要素で構成されていますが、その要素が自分勝手に動いているわけではないとアドラー心理学では考えます。
何かしらの『要素が私を動かす』のではなくて、『私という全体が要素を動かす』と考えます。
ややこしくなってきましたね。
いわば、天使も悪魔も好き勝手しているわけではなくて、それを動かしてるのは私自身ということです。
黒幕は私なんです。
【どんな分業をしてる?】
さっきのダイエットの天使と悪魔の例でいくと、協力ではなく葛藤に見えてしまいますが、どんな分業がなされているのでしょう。
目の前においしそうなケーキがあり、ダイエット中にも関わらず食べてしまったとしましょう。
食べるまでには天使と悪魔の話し合いがありました。
「食べない方がいい!」「いや食べても大丈夫だ!」と。
結局は悪魔が勝ったように見えますが、天使のコメントに反したことによって罪悪感が生じます。
なんのために罪悪感使うかというと、反省した気になるためです。
反省することで、食べてしまったことを許すわけなんです。
つまり、ケーキを食べるために悪魔を利用して、反省するために天使を利用し、黒幕である私の行動を正当化するんです。
このように人はうまい分業をしていますね~
【他の人とも分業している?】
アドラー心理学では個人の中の葛藤を認めず、分業しているという話は先に見ましたが、さらに大きな視点で人間を見ます。
どういうことかというと、人は大きな共同体の中の要素であるという視点です。
一人ひとりが共同体にとっての『部分』であり、部分が協力し合ってひとつの動きを作り出していると捉えます。
なので天使と悪魔のように一見葛藤しているように見えるけれども、なんらかの目的のために人と分業していると捉えることができます。
するとどうでしょう。
葛藤関係にある相手でも、ただいがみ合っているのではないと考えることができるのではないでしょうか。
仲良くケンカしているわけなんです。
【今日のまとめ】
アドラー心理学では個人の中に葛藤はなく、分業・協力していると考える。
さらには共同体の中にも葛藤はなく、同じく分業・協力していると考える。
そう考えると、他者は敵ではなく積極的な仲間であると捉えることができるのではないでしょうか。
仲間つまり、アドラー心理学でいう横の関係を築いていくということです。
このように捉えることができると、ストレスフルな他者との関係もちょっとはほぐれませんか。
ということで今日は『協力』をテーマに書いてみました!
ではまた明日!
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