ほんの小さなできごとに

こんばんは!
ブログ再開から61日目の夜です!
さて、今日はなにを書こうかなと考えていたわけなんですが、娘とのほんの小さなできごとを軸に課題の分離と勇気づけについて書いてみたいと思います。

課題の分離と勇気づけというのはどちらもアドラー心理学の用語です。
課題の分離とは、その行動の結末を最終的に誰が引き受けるのかということを考えて、誰が取り組むべき課題なのかを見極めることです。
また、勇気づけとは、自分には価値があると思え、共同体感覚に沿って生きていけるよう働きかけることです。
共同体感覚という言葉も出てきましたが、まぁここでは省略します…
ブログのどっかに書いてますのでご参照ください(笑)

で、今日の娘とのできごとですが…
娘は人差し指にいまちょっとしたケガをしていて、絆創膏をつけているんです。
それを朝、昼、夕の3回替えているのですが、そのときに娘が自分で貼ろうとしたときのことです。
絆創膏って大人でもくるくる張り付いちゃったりしますよね。
娘はまだ2歳なのでもちろん手先の器用さもまだまだです。
それでも自分で貼りたいらしい。
くるくるになる可能性は90%。

でも私はすんなり任せました。
ここで課題の分離です。
絆創膏を貼るというのは娘の課題なので、私は過干渉にならないよう一歩ひきました。
そしてこう考えました。

この子は自分で絆創膏を貼れる力をひょっとすると持っているのかもしれない。
少なくとも自分でやろうという意欲を持っている。
もし、失敗したとしてもきちんと手助けを求めるだろう。と。

私は黙って見守りました。
娘は途中まで貼りかけていたのですが、絆創膏がくるくるになってしまい、私に「手伝って」と援助を求めてくれました。
私はすかさず最小限の手を貸しました。
「一緒に貼れたね。」と声をかけて、一件落着。

もし、娘の絆創膏をつけたいという主張を無視していたらどうでしょう?
娘は成功も失敗も経験しません。
それどころか、あなたにはできないというメッセージを伝えてしまうことになります。
これは勇気づけるどころか、勇気くじきです。
大人は子どもの課題に踏み込みがちですが、そうすることで子どもの勇気をくじいてしまう。
一方で課題の分離は、勇気づけのひとつです。
誰の課題かを見極めて、踏み込まないようにする。
ただし、困ったときはいつでも援助できるようにしておくということが大切です。

ほんの小さなできごとですが、ほんの小さなところから子どもを勇気づけていくことができます。
子どもには子どもなりにできることがある。
そう大人が信じていると、大きな勇気づけになりますね。
ではまたあした!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です