子どもにテレビをお控えいただく方法②

おはようございます!
今日でブログ再開から30日目です!
よく30日も書いているなぁと思います。
アルフレッド・アドラーはこんな言葉を残しました。
「他人からの賞賛や感謝など求める必要はない。自分は世の中に貢献しているという自己満足で十分である」と。
私もこのブログを書いて、きっと誰かの役に立っていると勝手な貢献感を持って、日々継続しています。
さて、昨日は子どものテレビ視聴時間を減らす方法について書きましたが、今日もその補足を書いていきたいと思います!
お子さんがテレビを長く見てしまってお困りの方に届くことを願って書きます。

アドラーの似顔絵イラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【昨日のはなしのまとめ】
・テレビの視聴時間を減らすためには相対的に遊びの時間を増やす工夫が必要
・子どもに遊びのスキルを教える
・子どもが遊びに夢中になるために、大人が子どもの行動を実況中継する
・テレビをやめた後の遊びを準備し提案する
昨日書いた記事はざっとこんな感じです。
今日は子どもが遊びに夢中になるための関わり方を2つ付け加えたいのと、テレビをやめていただくときの工夫についていくつか付け加えたいと思います。

テレビを近くで見ている子供のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【どうしたら子どもが夢中になって遊ぶ?】
子どもが夢中になって遊ぶためには、自分の遊びに肯定的な注目があるという要素が必要です。
たとえば、ご自身の趣味の時間を想像してみてください。
絵を描く趣味があり、絵を描いていたとしましょう。
それに対して周囲の人が、「なんでそんなの書いてるの?」「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」「僕の方がうまいな。」などと言ってきたらどうでしょう。
なんじゃこいつ!?って思いませんか。
そんなふうに言われたら絵を描くことをやめてしまうかもしれません。
子どもも同じなんです。
大人は子どもの遊びについつい口を出してしまうことがあります。
そのふとした言動が子どもの遊びの進展を妨げてしまうんです。
先に挙げた言動は否定的な注目ですね。
質問や命令、批判的な意味を含んでいます。
一方で、大事なのは肯定的な注目。
昨日の記事に書いた子どもの遊びを大人が実況中継することのほか、大人が子どもの言葉を繰り返すことや子どもの遊びをマネするといったことが挙げられます。
普段から意識して声掛けしている方もいらっしゃるとは思いますが、その声掛けで子どもは遊びを真剣に続けることができているわけです。
自分の言葉を繰り返してもらえると、子どもは聴いてもらえていると感じます。
また、大人が子どものマネをして遊ぶと、見てもらえていると感じます。
こうした大人の関わりで、子どもは大人からの尊敬を感じ、対等さを実感することもできます。
大人の肯定的な注目があることで、子どもは自分の遊びに夢中になれるし、また遊ぼうと思えるわけです。
こうして遊びの時間が増えていくことで、結局はテレビの視聴時間を減らすことができるかもしれません。

おもちゃで遊ぶ親子のイラスト(お母さん) | かわいいフリー素材集 いらすとや

【テレビを見ることをやめてほしいときは?】
事前予告が大切です。
時間がわかるなら「あと5分で終わりね」とか。
そうでないなら「この動画見たらおしまいね」というふうにします。
このように伝えた後、子どもが駄々をこねて「まだ見たい!」と言ってもボーナスタイムは無しです。
「あと1回だけだよ」と言ってしまいがちですが…
その後のボーナスタイムをつけてしまうと、大人の発言の論理性が失われてしまいます。
大人自身も約束を守るんです。
あとは、アラームをかけて音で終了の時間を伝えたり、時間の減少が視覚的にわかる時計や砂時計なんかで事前告知するのも良いかもしれません。
そして時間になったらテレビを消してしまいましょう。
自動電源オフでも良いと思います。
リモコンも電池を抜いてどこかにしまっておきましょう。
こうすることで、それ以上テレビを見ることを防ぐことができます。
あと大事なのは大人もテレビの視聴時間やスマホを見る時間を決めることでしょう。
子どもばかりにルールを押し付けるわけにはいきません。
大人も同じようにルールを守っていることで、子どもを勇気づけることができます。

テレビを見ながらお煎餅を食べている主婦のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

【かんしゃくを起こしたときは?】
テレビが見れなくなって、子どもが泣いたり叫んだりすることがあります。
その目的はなんでしょう。
大人にテレビを再び点けさせることと、大人の注目を得ることかもしれません。
そこでテレビを点けるてしまうと、誤学習しますね。
また、大人の注目も得られるなら、また誤学習しますね。
なので、テレビもつけないし、注目もしない。
注目しないというのは、子どもを見ないようにしたり、声をかけないようにしたりすることです。
ただし、子どもが危険な行為をしようとしている場合は止めなければいけません。
そうでない限り、直視せずに見守ることが大事です。
そのかんしゃくが何分、何十分、何時間になるかはわかりませんが、子どもが泣くのをやめたときにすかさず声をかけると良いかもしれません。
子どもになにを学んでほしいかというと、かんしゃくを起こしても要求は叶わないことや注目を得られないということです。
子どもの泣く声を聞くのはなかなか辛いものです…
しかし、大人が子どもの泣き声を聞きたくないがために干渉すれば子どもは誤学習します。
大人が我慢して干渉を控えれば、子どもは適切な学びがあるでしょう。

駄々をこねる子供に困る母親のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

はい、ということで今日も子どもにテレビを控えていただく方法について書いてきました。
実践は簡単ではないと思います。
それでも大人が勇気をもって、始めるしかない。
子どもが協力的かどうかにはかかわらず、大人が始めるべきなのかもしれません。
ではまた明日!

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