おはようございます!
ブログ再開から35日目の朝です!
今日は『人へのイライラの対処法』をテーマに書いていきたいと思います。
普段、妻や夫もしくはパートナー、子ども、友人など誰かに対して、イラっとすることはありませんか?
そんなときはどんなふうに対処していますか?
ひょっとすると、感情のままに言葉や態度で示してしまうこともあるのではないでしょうか。
私たちはそういった感情への対処を学校では学びません。
ましてや、親や保護者が教えてくれることも少ないかもしれません。
だから、対処する方法を知らないだけで、感情のままに振る舞ってしまうことは仕方がないことかもしれません。
しかし、いつからでも感情の扱い方は知ることができます。
感情の扱い方を知れば、他の人との葛藤も少なくできるはずです。
そこで、アドラー心理学を基にした感情の扱い方をご紹介していきます!
【なぜイラっとしてしまう?】
人がイライラや怒りを感じるときは、自分の価値観に反していることが起こったときです。
たとえば、自分が水回りをいつもきれいにしていたいという価値観をもっていたとしましょう。
そして、パートナーや誰かが水回りを汚したままにしていたとすると、それを見てイラっとするかもしれません。
そんな日常の些細なことって思い浮かびませんか?
自分の求める理想と現実のギャップに、怒りの感情が湧いてくるわけです。
【イラっとしてしまったときはどうしたら?】
イラっとしてしまうこと自体はコントロールできないでしょう。
頭の中で「イライラしない、イライラしない…」と唱えたところで、人はイラっとしてしまうんです。
そういう感情が出てくることに、良い悪いの判断をせずにまずはそのまま受け止める。
そのまま受け止めるというのは、「あぁイライラしてるなぁ自分」と観察するということです。
自分の状態に気付くだけでも、いくらかマシですね。
もし、イラっとすることが悪いことだと思っていると、これはうまくいかないかもしれない。
自分はイライラなんてしないよと澄ました顔で感情を無きものとして扱うと、いつまでも受け止めることはできないと思います。
なので、イラっをそのままにしておくのが大事です。
そして、アンガーマネジメントなんて言葉がありますね。
イラっとしたら6秒数えると良いらしいです。
これはつまり、感情のままに行動する前に一時停止するということ。
行為も思考もピタッと止める!
するとあら不思議。
イライラがなくなるではありませんか。
と、なればいいんですけどね。
イライラはそう簡単にはなくなりませんね。
でも、イライラ度は下がると思います。
こうなってくると感情的行動>論理的行動だったのが、感情的行動<論理的行動とバランスが変わってくるでしょう。
【論理的行動ってどういうこと?】
感情的行動がイライラのままに行動することだとしたら、論理的行動は理性的に行動することです。
イライラや怒りという感情は、そのまま表現すると人と人を引き離します。
感情にのせて、あなたが悪い、あなたが反省すべきだということを一方的に主張するわけです。
私の価値観に反しているんだから、あなたおかしいですよ!っていうことです。
怒りのときは、あたかも自分が世界の中心であるかのように振る舞うんです。
でも広い視点で見たら、あなたの価値観なんて無限にある中の1つの価値観でしかないはず。
それを知っていれば、イライラや怒りを相手にぶつける必要がないことに気づけるでしょう。
目の前にいる相手は自分とはちがう価値観です。
そして価値観に優劣はない。
なので、自分の価値観のほうが優れていると主張する無意味な戦いはやめたほうがいい。
で、それを論理的に考えたらいいんです。
つまり、自分と相手の価値観の妥協点を見つけることです。
【妥協点とは?】
こんな会話があったとしましょう。
A「ちょっと!洗面台使ったら、きれいに拭いてよね!」
B「ん?そんなに汚れてた?」
A「そんなに汚れてた?じゃないよ!!見ればわかるでしょうが!」
B「いや気にならなかったな」
A「ほんっと汚い人だね」
想像できるでしょうか?
洗面台の汚れでケンカしている二人の会話です。
ケンカでよくあるのは最後のAさんの言葉のように相手の人格を傷つける言葉を放つことです。
こうなるとまるで趣旨がずれているしなんにも解決になりませんね。
そうではなく、互いの視点を明らかにしていきます。
Aさんは洗面台をきれいにしていたいんです。
でもBさんはそうは思っていない。
AさんはBさんにどうしてほしいんでしょう?
きっと、使い終わった時に汚れていないかチェックしてほしかったり、汚れているなら拭いてほしいんです。
感情を抑えて、普通にそう伝えてみたらどうでしょう。
Bさんも素直に「わかったよ」と言ってくれるかもしれません。
しかし、いやそれは面倒だよーとなったときは妥協点を見つける必要がありますね。
Aさんは感情を使わずに、Bさんが「それならわかったよ」と言ってくれそうな提案をすればいいんです。
何と伝えたら「それならわかったよ」と言ってくれるか相手の立場で考えてみる。
たとえば、洗面台を拭くタオルを置いておくから、使った後は一拭きしてくれませんか?と伝える。
もっと妥協するなら、洗面台を使ったあと教えてくれませんか?私はきれいにしておくのが好きなので。と伝える。
自分の価値観の主張であるので、相手にはお願いする態度になりますね。
相手には相手の価値観があるので、調和しないといけません。
【今日のまとめ】
私たちはいつでも他の人と仲良く過ごしたいはずです。
ケンカはしたくない。
そうするためには感情を使わず他者の視点にたって、協力を要請することが必要でしょう。
感情をつかうということは自分の視点だけに立っているということであり、厳しく言うと自己執着です。
自分と相手の価値観はちがうし、優劣はない。
自分の価値観を主張したいなら相手の価値観にも配慮して、調和する道を一緒に検討する必要があるのだと思います。
でも自分が感情をコントロールしたって、相手がケンカをふっかけてくるじゃないか!と思う方のために最後にアルフレッド・アドラーの言葉を送りましょう。
『誰かが始めなければならない。他の人が協力的ではないとしても、それはあなたには関係がない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく』
ではまた明日!
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